ATOMはBinanceなどのATOMを取り扱っている海外取引所での購入が一般的でした。今では国内でも GMOコインが2021年7月14日からATOM取り扱いを開始しました。
国内外取引所のいずれにせよ、取引するには口座開設が必要でした。
しかし、今回は取引口座不要でATOMを手に入れることができるようになったので紹介いたします。
口座開設不要なRangoという交換所を利用することで、手軽に購入できるJPYCからATOMへ交換する方法です。
このRangoはKYC不要ですし、対応するウォレット(とガス代)があればすぐにトークンを交換可能です。
本投稿は、Rangoのエンジニアの方へ直接連絡していくつか微修正してもらった上で私が試した実際を動画キャプチャとともに記録したものです。
Rangoプロジェクトの概要やロードマップはTOKEN-ECONOMIST様の記事が一番わかりやすいと思いますのでリンクを貼ります。いつも正確でオリジナルな特集記事でお世話になっております。
JPYC購入方法については別記事としましたのでご覧くださいませ。
JPYCと適切なウォレットとガス代さえ準備しておけばRango上で数クリックするだけでJPYCからATOMへ交換できます。
逆にATOMを日本円に交換する場合は、GMOコインなどの口座を開設しておくとよいと思いますし
少額であれば、JPYCでVプリカを購入して、そのまま使うこともできますし、各種〇〇ペイ系の支払用デビットカードにしたり、Amazonでショッピングすることができます。
取引所に口座がないが、いち早くATOMを手に入れてCosmosネットワークに参加したい、ガバナンスに参加したい、ステーキング報酬を得たい、といったニーズを満たすことができる有効な方法だと思います。
準備事項
!!!注意!!! Chromeのページ内翻訳ツールは無効にしましょう。有効にすると表示されない場合が確認されました
まず、Rangoを使う上で適切なウォレットと、各トークンの交換(スワップ)や異チェーンへ転送(ブリッジ)するのに必要なガス代を準備する必要がありますのでご注意ください。
今回準備した材料は以下の通りとなります。
・10,000JPYC(JPYC最低購入金額は10,000円というJPYC社ルールあり)
・MetaMask(PolygonのMaticとBSCのBNB)
・Keplr(osmosiszoneのOSMO)
・terra station(terra のLUNA)
材料がそろっている状況として進めてまいります。
各ウォレットはパソコンのブラウザ機能拡張版を使います。
スマホは各ウォレットとRangoが連携できるブラウザはないので使えません。
RangoでJPYCからATOMにする動画
これはまさに一見にしかず、だと思いますので動画(ノーカット、途中早送り)にしました。
ATOMはOSMOSISのATOMとしています。CosmosのATOMを選択するとSTEP数が1つ増え7つとなり、Rango仕様上ルートが表示されません(Rango Devに確認済。6 STEPも正直しんどいよ!とも言っていましたが、今回紹介する6STEPルートを表示してもらいました!)
SWAPボタンを押してから、各ウォレットで ガス代承認、MetaMaskのネットワーク切り替え、terra stationのパスワード入力が必要になりますから、放置していたらトークン交換処理が進まないので、ご注意ください。
ガス代承認数: 5回
ネットワーク切替: 1回(MaticからBSCへ)
パスワード入力: terra stationで1回
所要時間: 22分の見込みに対して11分で交換終了
Rangoを使ってエアドップしてもらおう
Rango推しな理由はもう1つあります。
いま、クリスマスコンペと称して、いまこの期間(2022年1月10日 日本時間午前9時まで)にRangoを使えば使うほどポイントが貯まり、来年2022Q1に予定されている$RANGOトークンがAirdropされるかもしれないのです。
取引量に応じてポイントがたまり上位1,000位に食い込むことが条件となっています。
今の所、私自身そこまで大きな金額をswapしているわけではありませんが1,000位圏内ですので、チャンスはあると思っています。
その$RANGOトークンも、Bridge(ブリッジ)過程で必要な各チェーンのガス代トークンの代わりになる予定ですので、(事前に各チェーンのガス代トークンを準備しなくて済むので)より使いやすくなるわけです。$RANGOトークンのユースケースはわかりやすいので、Rangoユーザが増えれば増えるほど$RANGOトークン需要は高まるはず、と考えています。
$RANGOエアドロップ条件はバナーの下に書きましたので是非ご覧ください!😊
①Rangoのツイッターアカウントをフォローして、ピン留めツイートをリツイートすること
②このコンペティションでは、Rangoでの使用状況に応じてもらえるバッジをもとにスコアリングされます。
各バッジは、特定のswapやブリッジアクションに対して与えられます。
いくつかのバッジには数に限りがあって、早いもの順にバッジが付与されます。
また、隠されていて突然与えられるバッジもあります。
コンテスト終了時に、もらったバッジの合計スコア上位10名のユーザーに1,000ドルが進呈されます。
③これらのバッジは、IDO(第1四半期予定: 2022年1Q.1月~3月)の終了まで適用されるスコアです。
IDOの終了時には、バッジのスコアに基づいて、上位1,000人のユーザーに$RangoのAirDropシェアの10%が付与されます。
バッジスコアの上位ランキングで自分の位置をほぼリアルタイムに確認できますので、上位1,000人を目指しましょうか!
さいごに
12月に入ってからでしょうか、RangoはBinance Bridgeを使わなくなったので JPYCからATOMへの経路が表示されなくなってしまいました。
タイミングの問題かもしれないと思い、ブラウザでRangoにアクセスして、JPYCからATOMの経路が表示されるかどうか確認していたのですが面倒になりました。
RangoのAPIドキュメントを見ると、ルートチェックのAPIもありました。
API利用にはAPIキーが必要とあります。APIキー要求用の連絡先をクリックするとそれはテレグラムのDMでした。「え?いきなりDMかい!」と思いましたが
事情を伝え、APIキーを付与してもらえないかお願いしたところ、それはbugかもしれないから今すぐ調査するよ!ということでやりとりがはじまりました。
Polygon JPYCから CosmosのATOMにしたいと要望を伝えると、それには7STEP必要で、Rangoの仕様上7STEPは表示しないことにしている。と。(たぶん処理の複雑さもさることながら、処理時間が長期することによるユーザビリティを犠牲にしてしまうから?と勝手に推察しつつ納得)
OSMOSISなら6STEPでいけるんだけど、というのでじゃぁそれでお願いします!というと、実は6STEPでも正直しんどいなぁ、でもやってみる!ということですぐに修正してくれました。
その後、本番環境に反映されました。さっそく試すと、どうも recieveするATOMの価値が極端に目減りする場合がありましたので、この点について伝えると、それもすぐに修正してくれました。
対応が早すぎてびっくりです。
ど真ん中のRangoエンジニアさんとエンドユーザーである私が直接やりとりして、直してくれたのです。日本のIT系の会社ってプロダクト開発担当している方と直接会話できないですよね。たいていはサポート部門を間に挟みつつやりとりします。あるかもしれないけれども多くはないはずです。あぁ、これがブロックチェーン開発速度が早いと言われる理由の1つかな、個人のスキルと裁量でプロダクトの品質を高めながら進めていくんだと実感です。(すごくいいよなぁ)